1300年以上の歴史がある岐阜市の長良川鵜飼と関市の小瀬鵜飼が11日、両市を流れる長良川で開幕した。国内外から多くの観光客を迎え、清流を舞台に繰り広げられる伝統漁の幽玄な世界に観覧客が酔いしれた。ともに10月15日まで行われる。
回答者全員にクオカード500円プレゼント!アンケート実施中!岐阜市では午後8時ごろから、6隻の鵜舟が川を下りながら鵜飼を披露する「狩り下り」が始まり、かがり火が川面を照らす中、鵜匠(うしょう)が巧みな手縄(たなわ)さばきで鵜を操った。クライマックスは、鵜舟が横一列になり鮎を浅瀬に追い込む迫力あふれる「総がらみ」が行われた。
同市鵜飼観覧船事務所によると、初日は観覧船など37隻が出船、乗船客は昨年より68人多い813人だった。