【キーウ共同】英国と欧州連合(EU)は20日、ウクライナ侵攻を続けるロシアに対する追加制裁をそれぞれ発表した。ロシアが欧米の制裁を回避するために石油取引で利用する「影の船団」や、ロシアの軍需とエネルギー、金融関連企業のほか、化学兵器使用に関与した疑いがある団体を対象とした。
英政府によると、今回の追加制裁はウクライナへの18日の大規模無人機攻撃を受けた措置。ラミー英外相は声明で「最近のロシアの攻撃は、プーチン大統領の本性を浮き彫りにしている」と非難した。
EUは、影の船団約200隻に加え、化学兵器の開発や使用に関わった疑いがあるロシア国防省傘下組織など3団体を制裁対象とした。