タクシーの乗客女性に睡眠薬を飲ませて性的暴行を加えたとして、警視庁は不同意性交や性的姿態撮影処罰法違反(撮影)などの疑いで、元タクシー運転手の田中敏志被告(54)=不同意わいせつ罪で起訴=を21日に再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、警視庁が押収したスマートフォンから画像が見つかり、被害が発覚した。他の乗客女性にもわいせつな行為をした疑いがあり、同庁が調べている。
田中被告は昨年7月、都内で自身が運転するタクシーに乗った20代女性に睡眠薬を飲ませ、女性の自宅で性的暴行を加えた上、その様子をスマホで撮影した疑いが持たれている。