大相撲夏場所で4度目の優勝を果たし、14勝1敗で横綱昇進を確実にした大関大の里(24)=本名中村泰輝、石川県出身、二所ノ関部屋=が千秋楽から一夜明けた26日、茨城県阿見町の二所ノ関部屋で記者会見に臨み「何度優勝してもうれしいことはうれしい。達成感と充実感がある。歓声を重圧に感じることなく土俵に立つことができた」と振り返った。
2023年夏場所の幕下10枚目格付け出し初土俵から所要13場所での横綱昇進は、輪島の21場所を更新し、年6場所制となった1958年以降初土俵の力士で最速。日本出身の横綱誕生は、大の里の師匠で17年初場所後に昇進した稀勢の里(現二所ノ関親方)以来8年ぶり。