岐阜新聞デジタルが、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部教授の秋元祥治さん(岐阜市出身)とお届けするトーク番組「やっぱ岐阜やて!」。鵜飼、始まりましたね。長良川に浮かぶかがり火を見ると、あぁ岐阜やなぁ、と思うんですよね。ゆっくり流れる時間を体感できる、というか。全国、世界の人に見たってほしい。

 「岐阜市の観光、ポテンシャルがあるのにもったいない!」と秋元さん。なになに、なにがもったいないの? すると秋元さん、もっと高額なプランをつくるべし、と主張します。誰が買うの、そんなの。と、考えると買える人、今日本にたくさん来てます。空前のインバウンドなんですから。そして、岐阜市にもっと泊まってもらおう、という提言です。

 松尾芭蕉からチャーリー・チャップリンまでが愛したという長良川の鵜飼。岐阜市には他にもいいもの、たーんとあります。それをどうしたら生かせるのか、岐阜のおじさん2人が考えます。たのむで聞いたって!(岐阜新聞デジタル独自記事です)

 

 あきもと・しょうじ 1979年生まれ、岐阜市出身。早稲田大学政治経済学部中退。2001年にNPO法人G―net(岐阜市)を設立、地域活性化、中小企業支援に取り組む。2013年に「岡崎ビジネスサポートセンター」(オカビズ)センター長就任(現・チーフコーディネーター)、中小企業支援、売り上げアップをサポートしている。著作に「20代に伝えたい50のこと」(ダイヤモンド社)ほか。

 カバリーニョ馬田 1975年生まれ、岐阜市出身。99年に岐阜新聞社入社。デジタル統括局コンテンツ部長。「カバリーニョ」はポルトガル語で「子馬ちゃん」の意味。

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 カバリーニョ(以下カバ) 読者の皆さまこんにちは、そうじゃない皆さまもこんにちは。

 きょうも武蔵野大学の秋元先生とご一緒していきたいと思いますが、5月になり岐阜市は先日、鵜飼開きがありました。鵜飼が始まるといよいよ観光シーズン始まった感じですが、秋元さんは鵜飼とか最近見ましたか。

 秋元 岐阜の鵜飼ってめちゃくちゃよくないですか。大好きなんですよね。

 カバ いいですね

 秋元 ワンシーズンに2度、3度と乗る機会をいただきますが、昔に比べると河原沿いの道を車が通らないようにして、より暗い、昔に近い状態にして、暗い中でかがり火を見ながら、そして鵜が鮎を捕っていくさまを楽しめるのは、めちゃくちゃ貴重な時間ですよね。

 音、トントントントンとね、舟の腹を叩く音、川の音、水面の音。あと香り。火の香りから、さわやかな青っぽい川からの香り。音、香り、視覚。五感で楽しめるというのは岐阜の鵜飼の魅力。もっとたくさんの人に来ていただきたいし、より上質なものとしてたくさんの人たちに愛される存在になってほしい。

 きょうのテーマはですね。もっと岐阜の観光ブレイクしてほしい!をテーマにお話できればな、と思います

 ◆特急は外国人観光客でいっぱい

 カバ 岐阜の観光。岐阜の観光といったらなんだろう。鵜飼、金華山、岐阜城かな。

 秋元 県内で見れば、まずは飛騨高山がなんて言ったって突き抜けていますよね。最近カバリーニョさん高山に行きました?

 カバ 最近は白川村に行ったんですけど

 秋元 車? 電車?

 カバ 車で。

 秋元 電車がすごいことになってますよね。

 カバ どういう風にすごいんですか?

 秋元 ご覧になっている方も1回ワイドビューひだ(現・特急「ひだ」)に久しぶりに乗ってみていただきたいのですが、...