喫煙のイメージ

 禁煙外来を設け、敷地内全面禁煙としている岐阜赤十字病院(岐阜市、311床)で、職員16人が敷地内の病棟の陰などで喫煙していたことが26日、病院への取材で分かった。敷地内全面禁煙は、禁煙治療で保険が適用され、診療報酬を受け取る条件となっている。病院は東海北陸厚生局に報告し、禁煙外来を中止。診療報酬計約450万円を、健康保険組合や患者などに返還する。

 病院によると、昨年12月、職員が敷地内で喫煙しているという匿名の通報があり、今年1月から全職員約550人に聞き取り調査をした。この結果、看護師や元管理職を含む職員が喫煙していたことが判明した。