自民党の小野寺政調会長

 自民党の小野寺五典政調会長は26日、公明、立憲民主党を含む3党で協議していた年金制度改革法案の修正について「党の役員の中で了承できるとの一定の合意を得た」と党本部で記者団に語った。週内に3党合意した上で、修正案を共同提出し、30日の衆院通過を目指す。

 法案修正を巡り、立民は、政府が見送った基礎年金(国民年金)底上げの将来的な実施を法案に明記するよう要求。自民内では、厚生年金の積立金を基礎年金財政に振り向けることに「流用」との批判が出ていた経緯がある。