【ワシントン共同】トランプ米大統領は13日、イスラエルによる空爆でイランが「壊滅的な打撃を受けた」と指摘した。イランが米国との核協議で「真剣に交渉し始めるかもしれない」とも主張し、15日に計画通りオマーンで高官協議を開きたいとの意向を示した。ロイター通信やニュースサイト、アクシオスなどの取材に答えた。

 トランプ氏は、イスラエルが攻撃で「偉大な米国製の装備」を使ったと誇示し、攻撃は「成功」だったと強調した。イランの核開発計画が継続可能な状態かどうかは「分からない」と述べた。

 地域紛争に発展する懸念はないとも主張し、応酬が激化するのを回避したい考えもにじませた。イランの反撃にはイスラエルを支援すると述べた。

 4月12日に始まった高官協議の交渉期間を60日間としていたと説明。今月12日に期限が過ぎたため、当初は自粛を求めていたイスラエルの攻撃を最終的に了承したと示唆した。

 米メディアによると、イスラエルのネタニヤフ首相とは9日と12日にも電話会談し、イラン対応を協議していたという。