【カイロ共同】エジプト当局は14日、首都カイロ近郊ギザに建設された「大エジプト博物館」の正式開館を予定していた7月から延期することを決めたと発表した。「現在の地域情勢」を理由としており、イスラエルとイランが交戦状態に陥ったことなどが原因とみられる。

 日本は国際協力機構(JICA)が中心となりこの博物館を支援。エジプト観光の目玉の一つになることが期待されている。新型コロナウイルス禍などの影響で当初計画より正式開館が大幅に遅れている。