米ミネソタ州のメリッサ・ホートマン州下院議員(右)とジョン・ホフマン州上院議員(ミネソタ州議会提供・AP=共同)
 ミネソタ州議会議員銃撃事件の現場近くに規制線を張る警察官=14日、ミネソタ州ブルックリンパーク(Alex Kormann/Star Tribune提供・AP=共同)
 ミネソタ州議会議員銃撃事件の現場近くに展開する捜査関係者=14日、ミネソタ州ブルックリンパーク(Alex Kormann/Star Tribune提供・AP=共同)

 【ワシントン共同】米中西部ミネソタ州ミネアポリス郊外で14日、民主党の州議会議員2人が撃たれ1人が死亡した。同州のウォルズ知事は記者会見で「政治的動機」による銃撃だと述べた。AP通信によると、現場近くに残された車両から2人を含む複数の議員らの名前が記されたメモが見つかった。人工妊娠中絶の権利に賛成する議員に関する情報も含まれていたという。

 米メディアによると、捜査当局は容疑者の57歳の男が警察官を装って2議員宅を訪れ、発砲したとみて行方を追っている。

 トランプ政権による首都ワシントンでの軍事パレードを巡り、ミネソタ州で予定されていた抗議デモは中止となった。

 トランプ氏は「このような恐ろしい暴力は米国では決して許されない」と交流サイトに投稿した。

 撃たれたのはメリッサ・ホートマン州下院議員とジョン・ホフマン州上院議員。男は警察官のような服装をしており、残された車両も警察車両に似せてあった。

 車両には抗議デモに関するチラシも残されていたという。