東京都庁舎と都議会議事堂(左下)

 共同通信社は14、15両日、参院選に向けた試金石となる22日投開票の東京都議選(定数127)について、都内の有権者約千人に電話調査を実施した。投票先は選挙前勢力30の自民党が16%で最も多く、第1党をうかがう。ただ、立憲民主、共産両党と地域政党「都民ファーストの会」が11〜10%で追っており、混戦模様だ。17%が投票先を決めておらず、情勢は変化する可能性がある。

 投票先の政党別内訳は立民と共産が11%、都民ファが10%、国民民主党が6%、公明党が5%となっている。れいわ新選組と日本保守党は4%で、参政党と、石丸伸二・前広島県安芸高田市長が代表の地域政党「再生の道」は3%だった。無所属の候補や、社民党、日本維新の会、地域政党「東京・生活者ネットワーク」はそれぞれ1%にとどまった。

 選挙前勢力は自民が第1党で、都民ファ26、公明23、共産19、立民12などと続く。

 都議会自民の政治団体を巡る裏金事件を重視するかどうかは、60%が「重視する」と回答した。

 回答は固定電話502人、携帯電話513人。