新たに立ち上げたブランドの商品=瑞穂市稲里、板蔵ファクトリー

 住宅建材販売を手がけるヤマガタヤ産業(岐阜県羽島郡岐南町)と、子会社のオーダー家具製造の「板蔵ファクトリー」(岐阜県瑞穂市稲里、吉田香央里社長)は、色や形状などが優れた一点物の「銘木」を使った新たな家具ブランド「ITAKURA2・0」を立ち上げた。ホテルやオフィス、レストランといった非住宅を中心に7月から本格的に受注を開始し、1年間で5千万円の売上高を目指す。

 銘木は断面の模様や形、材質などが優れた希少価値のある木材。木の割れや反りといったリスクから、これまでホテルなどでは金属や石、工業製品を使った家具が主流だったが、近年は銘木ならではの風合いや美しさが支持され、非住宅施設で使われることが増えているという。特に...