【エルサレム共同】イスラエル軍は29日、パレスチナ自治区ガザ北部ガザ市などの一部地域に関して市民に退避を通告し、街の中心部に侵攻範囲を拡大すると警告した。中東メディアによると、ガザ北部に激しい爆撃があり、40人以上が死亡した。
イスラエル政府は治安閣議を開催。地元メディアによると、イスラム組織ハマスとの停戦交渉への対応を協議したが、結論は出なかった。「停戦交渉に進展はない」との報告があったという。
ネタニヤフ首相は閣議に先立ち、国内治安機関シャバクの職員への訓示で、ハマスの壊滅を目指す考えを改めて示した。トランプ米大統領は早期の停戦実現を求めているが、交渉の先行きは依然不透明だ。