本格的な海水浴シーズンを前に環境省は30日、全国の海水浴場や湖沼、河川の遊泳場計744カ所を対象とする2025年度の水質調査結果を発表した。水質が良好な「適」は602カ所(81%)、遊泳可能な「可」は141カ所(19%)。泳ぐのに向かない「不適」はなかった。
「適」のうち、大腸菌不検出など最高ランクのAAは471カ所あった。中でも水の汚れを示す化学的酸素要求量(COD)の値が低く「水質が特に良好」とされたのは、田沢湖、大瀬、万座ビーチなど4都県の計11カ所だった。
調査は4月上旬〜6月上旬、都道府県と市町村が行い、大腸菌の数やCOD、透明度を指標に判定した。