レスリングのウクライナ代表らと記念撮影する樋口黎(前列左端)ら=横浜市の日体大

 ウクライナのレスリング男子フリースタイル代表が30日、横浜市の日体大で練習を公開し、同大卒業生でパリ五輪同57キロ級王者の樋口黎(ミキハウス)らと打ち込みなどを行った。樋口は「強くなりたいと切磋琢磨でき、刺激になる」と笑顔で話した。

 ウクライナ勢はロシアの侵攻により母国での環境が整わず各国で鍛えている。9月の世界選手権に向け、日体大では7月6日まで練習する予定。パリ五輪に出場したワシリ・ミハイロフは「ウクライナではミサイルが飛んできて、とても大変。非常に勉強になる」と語った。

 女子の合同練習が行われた愛知県大府市の至学館大では約2時間、スパーリングなどで汗を流した。