日本郵便は30日、5月に全13支社のうち10支社の郵便局で、計29件の酒気帯び運転があったと発表した。1件は集配業務中で、ほかの28件は業務前の通勤中だった。4月に全国規模で不適切点呼問題が発覚したが、安全運転への意識の低さが改善していない結果となった。
再発防止に取り組むとしている最中にもかかわらず、毎月の調査が始まった4月の20件から増えた。日本郵便は「今回の事態を真摯に受け止め、社員に対する指導を徹底する」とのコメントを出した。
5月の集配業務中の1件は東京支社管内の郵便局で発生。点呼でアルコールを検知したが「風邪薬を飲んだ」とのうそを管理者が信用し、業務に当たらせた。