北海道と本州を結ぶ豪華寝台特急で、四半世紀にわたり人気を博したJR東日本の「カシオペア」が30日、最後の運行を終えた。ラストランは上野―仙台間を往復する2泊3日のツアーで、終着の上野駅ではカメラを手にした鉄道ファンらが別れを惜しんだ。JR東は今後、イベントなどでの活用を検討する。
カシオペアは1999年7月、上野―札幌間で運行を開始。寝台車10両、食堂車1両、ラウンジ車1両の12両編成で、オール2階建ての客車に個室を備え、大きな車窓の展望室タイプもあるなど豪華さが話題を呼んだ。
北海道新幹線の開業に伴い2016年に定期運行を終了。ツアー専用で運行していた。