大阪府警本部

 大阪市浪速区の集合住宅一室で、住人のロシア国籍女性の遺体が見つかった事件で、大阪府警は30日、司法解剖の結果、死因は熱中症だったと明らかにした。顔には殴られた痕があり、府警は何者かに襲われた後に動けなくなったとみて、詳しい経緯を調べる。

 府警によると、亡くなったのは職業不詳イトウ・エレナさん(50)で、1人暮らしだった。部屋にエアコンは3台あったが、27日夜の遺体発見時は全て電源が入っていなかった。部屋に荒らされた形跡はなく、玄関は施錠されていたという。

 別居中のロシア国籍の夫が、数日間連絡が取れなかったことから部屋を訪れ、遺体を発見した。