【ソウル共同】韓国南西部・光州の警察は30日、私文書偽造の疑いで元徴用工訴訟の原告、故・李春植さんの子ども2人を書類送検したと明らかにした。地元メディアによると「病院関連の書類」だと偽って李さんに元徴用工訴訟の解決策を受け入れる書類に署名させた疑い。李さんは解決策を受け入れる意思はなかったのに、だまされて受け入れた可能性がある。
尹錫悦前政権が2023年、日本企業の賠償支払いを韓国政府傘下の財団に肩代わりさせる解決策を発表した当時、李さんは反対していた。昨年10月に受け入れに転じ、賠償金相当額と遅延利息を受領。今年1月に101歳で死去した。