参院選比例代表に国民民主党から立候補する予定の須藤元気氏は30日、東京都内で記者団の取材に応じ、新型コロナウイルスのワクチンによる健康被害を繰り返し訴えた過去の発信について釈明した。須藤氏は「私の発言で医療従事者に大きな負担をかけた。心からおわびする」と陳謝した。
須藤氏はX(旧ツイッター)に、ワクチンに関し「全身の器官で炎症を引き起こす」「接種をわが国だけが続ける異常事態」などと投稿していた。国民民主が5月に擁立を決めた際、非科学的な主張で公認にふさわしくないと批判を浴びた。
須藤氏は発信の経緯について、高校の同級生がワクチン接種後に亡くなり「不安が強化された」と説明した。