1日午前1時50分ごろ、滋賀県米原市のJR東海道線醒ケ井―近江長岡間で高松・出雲市発東京行き寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」の車両から煙が上がった。JR東海によると、車内のデッキ部分に設置した配電盤からの発煙で、電気系統のトラブルの可能性がある。

 車両は安全確認のため現場に約3時間半停車し、午前5時半ごろ移動。近江長岡駅で乗客約300人を降ろして運転を打ち切った。けが人や体調不良を訴えた人はいなかった。

 乗客が気付き「5号車のごみ箱付近で煙が充満している」と車掌に伝えた。湖北地域消防本部などが詳しい原因を調べる。