株式会社ベルタ
若いうちから誰もが自分の身体と向き合う、プレコンセプションケアの普及に向けて

「女性のライフステージの課題を解決する」をミッションに掲げる株式会社ベルタ(本社:東京都港区/代表取締役社長:武川克己、以下ベルタ)は、2025年7月7日(月)、愛知県岡崎市(市長:内田康宏)と「プレコンセプションケアの推進に向けた事業連携に関する協定」を締結いたしました。

本事業連携協定に基づき、岡崎市内にキャンパスを有する4大学(愛知学泉大学/短期大学、愛知産業大学/短期大学、岡崎女子大学/短期大学、人間環境大学)において、全国で初めて※となる大学生向けプレコンセプションケア相談窓口を設置。将来の妊娠やライフプランに備えて、若いうちから自らの健康と向き合う「新しい当たり前」を、自治体と民間の連携によって地域から実現していきます。

また、同日には協定締結式に加え、学生と共に意見交換会を行い、実際にオンライン相談を体験するデモンストレーションも実施しました。大学生たちのリアルな声を起点に、相談することの習慣化の必要性とその可能性を社会に向けて発信する機会となりました。



岡崎市庁舎にて行われた締結式の様子(右:岡崎市長 内田康宏氏、左:ベルタ代表取締役社長 武川克己)

こども家庭庁も5か年計画を発表!「プレコンセプションケア」とは
「プレコンセプションケア」とは、「受胎前のケア」を意味し、将来の妊娠に備えて男女が自らの健康状態や生活習慣を見直し、適切なケアを行うことを指します。近年では、リスクの高い妊娠の増加などの社会背景を受け、その重要性が広く認識されつつあります。
一方でプレコンセプションケアは、妊娠を希望する人だけのものではありません。人生100年時代を見据えた“生き方・健康との向き合い方”を考える第一歩として、誰もが取り組むべき「未来の健康づくり」として注目が高まっています。

こうした中、こども家庭庁では、若年層を含めた早期からの健康意識向上を目的に、2025年5月22日付で「プレコンセプションケア推進5か年計画」を発表。同計画では、性や健康に関する正しい知識の普及、情報提供、相談支援の充実などが重点施策として掲げられ、国としての本格的な普及が始まっています。

「プレコンセプションケアの推進に向けた事業連携に関する協定」内容
<締結日>
令和7年7月7日(月)
<締結先>
愛知県岡崎市
<連携事項>
(1)プレコンセプションケアの普及啓発に関すること
(2)その他、ライフステージに応じた健康支援等に関すること
ー具体的な取り組み
 ・岡崎市内の4大学の学生に向けたプレコンセプションケア相談窓口の設置
  (愛知学泉大学・短期大学/愛知産業大学・短期大学/岡崎女子大学・短期大学/人間環境大学 50音順) 
 ・婚姻届出時にプレコンセプションケアに関する啓発冊子の提供

事業連携協定の背景
愛知県岡崎市は、全国に62ある中核市のひとつであり、名古屋中心部へのアクセスの良さと、自然・文化の調和が取れた暮らしやすい都市として知られています。
一方で近年、全国的に晩婚化・晩産化が進む中、妊娠・出産に伴うリスクの増加が社会課題となっており、岡崎市でも妊娠前から産後まで切れ目のない支援体制の整備が求められていました。そうした中で同市は、「プレコンセプションケア(妊娠前ケア)」の重要性にいち早く着目し、市民一人ひとりが将来に備え、より安心して暮らせる環境づくりを目指しています。

本協定は、これまで全国300以上の自治体や教育機関と連携し、プレコンセプションケアの普及に取り組んできた株式会社ベルタの実績と専門性が評価されたことで実現したものです。岡崎市とベルタが連携し、大学生をはじめとした若年層に向けた新たな取り組みを通じて、地域発の「未来の健康づくりモデル」を築いてまいります。

大学内にプレコンセプションケア相談窓口の設置は全国初の試み!
本取り組みでは、全国で初めて※、大学生を対象としたプレコンセプションケアのオンライン相談窓口を岡崎市内の全4大学に設置します。
この窓口では、将来の妊娠やライフプランにまつわる不安、日々の健康・身体の悩みなどを、助産師や管理栄養士などの専門スタッフにオンラインで気軽に相談できる機会を提供します。

背景には、心身の不調や不安を感じながらも「誰にも相談できないまま、一人で抱え込んでしまう」若者が少なくないという実態があります。だからこそ、大学という日常の中で、“専門家に相談する”という経験を社会に出る前に積むことは、「相談する力」を育む教育的な意義を持っています。



大学内で掲示されるプレコンセプションケア相談窓口ポスター

婚姻届提出者への啓発冊子提供について
また、婚姻届を提出されたご夫婦に対し、プレコンセプションケアに関する啓発冊子を提供いたします。人生の新たな一歩を踏み出す、婚姻届出という晴れやかなタイミングだからこそ。これからのお二人の健康や暮らしについて、前向きに考えるきっかけを届けたいという想いのもと、未来への備えとなる情報をお渡しします。

婚姻届け提出時にお渡しするプレコンセプションケア啓発冊子

大学生との意見交換会および相談窓口デモンストレーションの実施
大学生向けプレコンセプションケア相談窓口の設置に先立ち、岡崎市内の4大学に通う学生の皆さんを対象に、意見交換会およびオンライン相談のデモンストレーションを実施しました。
この取り組みでは、大学生が実際に抱えている体や心の悩み、ライフプランに関する不安などを直接伺い、その場で相談窓口を通じて専門家とのオンライン相談を体験していただきました。
リアルな声に耳を傾ける意見交換と、“相談する”という行動を目に見える形で体感してもらうことを通じて、若年層への支援の必要性を社会全体に伝え、理解と関心を高めていくことを目指しています。


大学生が抱えるお悩み意見交換会の様子

専門家にお悩みをオンラインにて相談している様子

登壇された3名の大学生の方のご感想
酒井さん「普段、悩みや不安があっても、友達同士で話してなんとかしようとすることが多いのですが、お互いに知識がない分、見逃してしまうこともありました。今回のように、専門家の方に直接話を聞いてもらえて、的確で具体的なアドバイスをいただけたのは本当にありがたかったです。 病院に行くよりもハードルが低く、親身に相談に乗ってもらえて、とても話しやすいと感じました。」

磯部さん「薬のことなど、実は自分がどれだけ無知だったかを実感しました。そんな中で、専門家の方に直接話を聞いてもらい、自分に合った答えをいただけたことが本当に安心につながりました。”こんな小さなことでも相談していいんだ”と感じられたことも大きな気づきで、貴重な機会になりました。」

金原さん「これまで就職活動をする中で、キャリアについて誰かに相談する機会があまりありませんでした。今回のように、相談しやすい環境で自分の考えを整理できたことで、今後の就活にも活かしていけると感じました。」

事業連携協定 代表者コメント2025年 7月7日(月)には、岡崎市庁舎において協定締結式を執り行いました。
・岡崎市長 内田康宏氏コメント
株式会社ベルタ様とプレコンプションケア推進に向けた事業連携に関する協定を締結することができまして大変嬉しく思っております。
本市では、第三次健康おかざき21計画に基づき、健康寿命の延伸と健康格差の縮小に向けた健康づくりを推進しているところであります。第二次計画の最終評価におきまして、中高生を対象に行ったアンケート結果によりますと、プレコンセプションケアの認知度は1割未満でありました。更に、不妊や低体重出生リスクとなりうる若年女性の痩せの割合は13.9%と大変高く若い世代においては適正体重に対する認識が不足している現状が伺えます。本市におきましても、ライフステージに応じて正しい知識の普及を図ることで、生涯を通じた健康増進に繋がり、ひいては市民の健康寿命の延伸にも寄与すると考えております。
株式会社ベルタ様におかれましては、ライフステージに応じた女性の課題解決に向けたサポート事業に取り組まれておりまして、自治体と教育機関と連携しながら多方面からプレコンセプションケアの普及にご尽力されています。この協定の締結を契機といたしまして、相互に連携しながらプレコンセプションケアの普及に取り組んでまいりたいと思いますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。

・ベルタ代表取締役 武川克己コメント
株式会社ベルタは、「女性のライフステージ課題を解決する」というミッションのもと、妊活・妊娠・出産・育児・更年期といった各ライフステージにおける女性の心身の悩みに寄り添い、サポートを行っている企業です。
ブランド創設から13年が経ち、これまで多くのお客様からお声をいただいてきました。その中でもとくに印象的だったのが、「もっと早く知っていれば、違う選択ができたかもしれない」 という声です。そうした“後悔”の声を一つでも減らしたいという想いで、私たちは「プレコンセプションケア(未来の妊娠に向けた健康管理やカラダづくり)」という分野に早期から注目し、啓発に取り組んでまいりました。先ほど市長からもお話がありました通り、この分野の認知度はいまだ1割未満という状況です。私たちはこの現状を変えていくことを、自社の使命だと捉えています。
岡崎市との連携により、市内大学生向けのプレコンセプションケア相談窓口を設置しました。「相談できない」「一人で悩んでいる」といった声に応え、正しい知識へつながる環境を整えることを目的としています。今後も岡崎市と連携し、新たな支援の形を広げてまいります。
ベルタの取り組むプレコンセプションケア啓発に向けた活動
女性のライフステージ変化をサポートするBELTAでは、妊活中の方の「もっと早くに知りたかった」という声を受けて、様々なステークホルダーと連携し社会に向けたプレコンセプションケア啓発の取り組みを積極的に進めています。

ベルタのプレコンセプションケアの取り組み
https://belta.co.jp/preconceptioncare/


松山市にて婚姻届け時に啓発冊子ぷれと葉酸サプリをお渡し
・自治体との活動   
自治体と連携し、各自治体が抱えるプレコンセプションケア啓発に向けた課題をもとに独自の取り組みを行っています。




中高生向けにライフプランを考える機会を提供
・教育機関との活動早期から正しい生殖や妊娠の知識を持ってもらうために、中学生や高校生に向けた出張授業の実施や、教育コンテンツの提供を行っています。




NPO団体と連携し保育園での性教育を共同開催
・NPO団体との活動不妊治療や不妊の問題に取り組むNPO団体と連携し、幼児や大学生を対象に、性教育の共同開催や授業コンテンツの制作を行っています。





・プレコン世代との活動女子大生の健康や性の実情とプレコンセプションケアの必要性を伝えるため、女子大生を対象としたアンケート調査「女子大生と考えるプレコンセプションケアのいま」を定期的に実施しています。




ベルタでは、今後も「女性のライフステージ課題を解決する」というミッションのもと、性別や年代を問わず幅広い方々に向けたプレコンセプションケア啓発の活動を進めてまいります。

■会社概要
会社名称    株式会社ベルタ
所在地     東京都港区北⻘山2-12-28 ⻘山ビル5階  
代表者     代表取締役社長 武川克己
事業内容    ライフステージマーケティング事業
URL      https://belta.co.jp/


※ベルタ調べ、公開情報を参考に確認

























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