昨年の能登半島地震と記録的豪雨で大きな被害が出た石川県輪島市町野町で、臨時災害放送局(災害FM)「まちのラジオ」が7日開局し、放送を始めた。被災者向けに、復興イベントの予定、道路復旧状況といった生活情報を生放送で伝える。総務省北陸総合通信局によると、能登地震の被災地で災害FM開局は初めて。
この日、通信局から放送局免許を受け取った輪島市の坂口茂市長は「ラジオを通して地域の情報を共有することで、コミュニティーの維持、活性化に大きな効果が期待ができる」と語った。放送では道路情報などのほか、七夕にちなみ、復興を願ってスーパーに飾られた短冊をリポーターが紹介した。