メルシャンが2024年に輸入販売した「ボージョレ・ヌーボー」

 キリンホールディングス傘下のメルシャンが、フランス産ワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」の輸入販売から撤退することが7日分かった。今秋分から取りやめる。嗜好の多様化でボージョレの消費が減少しているほか、輸送費などコストが上昇しているため。代わりに日本産ワインの新酒の販売を拡大するという。

 メルシャンは約40年前からボージョレの輸入を始め、2000年代前半には約10商品を展開していた。24年は1商品のみ販売していた。キリン傘下でワイン直販を手がける別の会社は販売を継続する。