九州電力は10日、玄海原発3号機(佐賀県玄海町)が3月末からの定期検査を終え、営業運転を再開したと発表した。清掃中だった協力会社の作業員が5月に内部被ばくしたほか、6月には主蒸気系統の弁に不具合が見つかり、発電や営業運転の再開が遅れていた。当初、営業運転再開予定は6月下旬だった。

 九電によると、定検で燃料集合体193体のうち、72体を新燃料に交換した。次回の定検は来年7月の予定。