岩手日報社(盛岡市)と新潟日報生成AI研究所(新潟市)は10日、生成人工知能(AI)の地域社会での推進を目指し、「生成AIパートナーシップ協定」を締結したと発表した。協定に基づき、岩手日報社は同研究所の支援を受け、自社の記事データベースを活用した独自の生成AIを開発、年内にも提供を開始する見通し。
地域に根ざした正確で深い情報を提供することで企業の生産性向上と地域経済の活性化を図りたいとしている。
新潟日報生成AI研究所は昨年11月、AIを生かしたサービスの開発と提供の事業を行う目的で新潟日報社の子会社として設立され、いち早く生成AIの研究開発に取り組んできた。
岩手日報社の川村公司社長は「人口減少や人手不足などの課題に直面する地方において新聞社のデータベースを生かし、地域の発展に寄与したい」としている。