【ベルリン共同】ドイツのメディアは10日、対外情報機関、連邦情報局(BND)元トップのハニング氏が、アフガニスタンのカルザイ元大統領とベルリンのホテルで接触し、ドイツに滞在するアフガン難民の強制送還について非公式に協議したと報じた。ドイツのメルツ政権は移民政策厳格化を掲げており、アフガン難民の本格送還に向けた動きの可能性がある。

 ハニング氏は、カルザイ氏がアフガンのイスラム主義組織タリバン暫定政権と連絡を取れる立場にあると説明。送還された難民がドイツ側の監督下で安全に滞在できる地区を、アフガン国内に設ける案について意見交換したとしている。