Sentinel-2, Capella(SAR), GRUS, WorldView2,3など対応した衛星画像解析 “AI as a Service” をデモ出展
画像生成AIと地理空間技術を軸に事業を展開する株式会社オービタルネット(本社:名古屋市中区、代表取締役:小林 裕治、以下「オービタルネット」)は、7月30日(金)~8月1日(金)東京ビッグサイトで開催される、-宇宙ビジネスに関するすべてが集まる展示会-『SPEXA』に出展致します。
https://www.spexa.jp/tokyo/ja-jp.html
当出展ブースにおいて、Sentinel-2、GRUS、Capella(SAR)、WorldView2,3など様々な解像度の衛星画像の「超・超解像(8倍まで)」、「SARのカラー再現」、「自動図化」、「単眼深度推定*1による3次元データ化」などの衛星画像解析事例を紹介します。
さらにこれら技術を、Webブラウザを介して提供する “AI as a Service”のデモ展示を行いますので、衛星画像から即時解析結果が得られるWebサービスを体現していただけます。
*1 単一のカメラ画像から各ピクセルの深度(奥行き)情報を推定する技術
■ 自動図化(建物)
衛星画像を解像化(2倍~8倍)したのち、建物の境界判別(セグメンテーション)を行い、建物の形状をピクセル単位で抽出します。さらにベクトル正規化(形状をシンプルに整形)を行い、ポリゴンデータとして出力します。下の画像は、Sentinel-2(10m解像度)から建物のポリゴンデータを生成した例です。10m解像度では一般住宅の形状は再現できませんが、8倍の超解像化と総描、自動図化技術により、総描建物として再現可能になりました。

Sentinel-2の超・超解像化と建物自動図化
■ 単眼深度推定
空中写真や衛星画像から3次元モデル(DSM)を生成するには、ステレオ画像からSfM/MVSによる計測が必要です。単眼深度推定は、1枚の単画像から撮影主点からの距離を推定し深度画像によって表現する手法ですが、衛星画像では対象物の鮮明でないことから実現は容易ではありません。そこで当社では、衛星画像の超解像・超超解像によって画像を極限まで鮮明化し、建物単位での単眼深度推定を可能にしました。さらに小範囲で推定した深度画像を接合・整合をはかることによって広域での単眼深度推定を実現しました。以下は、衛星画像から500m四方の領域から3次元モデルを生成した例になります。屋根の形状(寄棟、切妻、陸屋根)が再現できていることがわかります。
WorlView-2の超解像と単眼深度推定

単眼深度推定により生成した3次元サーフェースモデルの鳥瞰画像

建物形状の再現性(寄棟、切妻、陸屋根)
■ AI as s Service
さらに当社の画像生成AI技術は、Webブラウザを介してEnd-to-End で処理が可能な『AI as a Service』として構築しており、当日はデモをご覧いただくことができます。最終的な目標は、当社すべての画像生成AI技術を、Webブラウザを介して提供し、衛星画像活用の敷居を下げて、より多くの方にご利用いただけるよう、APIなどの連携基盤を含めたサービスプラットフォームを目指しています。
オービタルネットの “AI as a Service” のイメージ
オービタルネットはこれまで、地理空間分野での知見・技術力に加え、画像生成AIを活用してお客様の課題やニーズに合わせた最適なソリューションを提供してまいりました。これからは、より多くのお客様に当社の生成AI技術をご利用いただけるよう『AI as a Service』に注力してまいります。
■株式会社オービタルネットについて
オービタルネットは、FOSS4G(オープンソースの地理情報ソフトウェア群)を活用した業務支援システムの開発やツール開発、地理空間データ分析などの事業を展開してきました。また、設立当初より地理情報の生産及び空間解析工程にディープラーニング・機械学習をいち早く取り入れ、業界のDX化を模索してきました。これからも幅広い分野で活用できる技術の構築を行い、AI as a Service として提供してまいります。企業プレスリリース詳細へ
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