CIC Japan合同会社



 CIC Institute(本社:東京都港区虎ノ門、創業者兼CEO ティム・ロウ)は、株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表:丸幸弘)およびフォースタートアップス株式会社(本社:東京都港区六本木、代表:志水雄一郎)と共同で、愛知県主催のディープテック推進事業「Aichi Deeptech Launchpad」を運営しております。このたび、本事業の2025年度アクセラレーションプログラムに参加するスタートアップ5社を決定いたしました。

Aichi Deeptech Launchpadのポータルサイト:https://aichi-deeptech.com/

【2025年度プログラム採択企業】
2025年度アクセラレーションプログラムへの採択が決定した企業、及び概要は次の通りです。(各50音順)
-研究開発費支給ありプログラム-


株式会社IZANA弊社は独自の超高感度磁気センシング技術を強みとする、名古屋大学発スタートアップです。
当事業では、製造業における異物検知システム開発のための実現可能性調査として、愛知県内の工場等において実環境下での超高感度磁気センシングを実施します。これにより、従来困難であった微小な異物の検知を可能にし、製造事業者が抱える異物混入に起因する事業リスク低減のための新たなソリューションの実現を目指します。






FiberCraze株式会社岐阜大学発のナノ多孔素材Craze-tex(R)は、環境性と高機能性を両立します。CO2・水を7割以上削減できるポテンシャルがあり、また薬剤保持量は4倍を超え、防虫・抗菌等の高い機能性を付与することが可能です。本素材の量産化に向けた試作体制の確保、およびサステナビリティ性の向上を推進します。繊維の尾州産地が誇る伝統のものづくり技術と先端学術研究を融合し、世界課題を解決する次世代素材を開発します。





株式会社Helical FusionHelical Fusionは、国立の核融合科学研究所の知見を引き継ぎ、2030年代に核融合発電の社会実装を目指す会社です。核融合発電は、クリーンな電力を豊富に、しかも地下資源に頼らずに生み出すことのできる画期的な技術です。
本事業では、核融合発電において中核的な役割を果たす「ブランケット」と呼ばれる機器に関して、愛知県の菱輝金型工業様と協働して試作品の製作を行い、技術の成熟度を高める計画です。




-研究開発費支給なしプログラム-


株式会社INOMER身体の動きや使い方に着目して、正しい歩行の習得をサポートする、着るロボットを提供する。歩行リハビリのDX化を進めながら、片まひ患者の歩行リハビリを行う理学療法士向け、患者個人向けに提供し、用途を広げたシニア層向けにも順次展開していく。本プログラムでは、第1フェーズとして、片まひ患者の歩行リハビリを行う理学療法士向けに、歩行リハビリテーション用股関節ロボット装具を開発し、社会実装を進める。





株式会社Craftide名古屋大学の植物ペプチドホルモン研究とペプチド合成技術を融合した「ペプチドファーミング」により、植物の力を引き出し、幅広い農業課題を解決します。従来の化学農薬と比べ、ペプチドは環境に蓄積せず自然分解されアミノ酸になるため環境負荷が低く、極低濃度(従来の1/100~1/1000)で効果を発揮します。農業資材メーカーとのB2B連携により持続可能な農業ソリューションを提供します。



【2025年度プログラムスケジュール】
「研究開発費支給あり」区分の採択企業は、7月-3月、社会実装に向けた研究開発事業を実施し(事務局との社会実装委託契約に基づきます)、そのマネジメント支援を受けます。
全ての採択企業は、7月-1月、メンタリングにより事務局、及び事務局が招聘する専門家からの集中支援を受けます。
他に、参加企業のニーズに応じ、海外展開支援や、愛知県周辺のディープテックエコシステムの構築・活性化を図り広く参加者を募り実施する「知識提供プログラム」受講も可能です。
また、10月-2月に予定する中間ミートアップやデモデイ等のイベントは、ディープテック系スタートアップ、連携に関心のある方、支援に携わる方など、多くの方に参加いただく公開開催を予定しています。
最新情報はポータルサイト(https://aichi-deeptech.com/)にて随時発信します。

【過去のプログラム参加企業】
2023、2024年度にプログラムに参加した企業を対象に、事務局メンタリング、エキスパート紹介、パートナー候補紹介、2025年度プログラムのイベント等への登壇機会の提供とイベント参加者とのマッチングなどを内容とした継続支援を実施し、その成長を支援します。なお、継続支援は、申請及び審査を経て実施します。
これまでのプログラム参加企業は次の通りです。(50音順)
    
【2023年度】
株式会社オンコイムンセラテック(現:株式会社マトイセラピューテクス)
株式会社Quastella
株式会社さかなドリーム
株式会社FerroptoCure
株式会社Helical Fusion

【2024年度】
イルミメディカル株式会社
株式会社フレンドマイクローブ
株式会社SMILE CURVE
株式会社FerroptoCure
株式会社Helical Fusion

【Aichi Deeptech Launchpadとは】
愛知県は産業競争力を維持・発展するために、スタートアップを起爆剤とする新たなイノベーション創出戦略「Aichi-Startup 戦略」を2018 年 10 月に策定しました(2025 年改定)。本戦略は、イノベーション創出の主たる担い手であるスタートアップやユニコーン企業の連続的な創出や、イノベーションの社会実装を実現するスタートアップ・エコシステムの形成と持続的な発展を目標としています。
Aichi Deeptech Launchpad Acceleration 2025は、愛知県の産業構造と親和性の高い分野ディープテックスタートアップを中心にハンズオン支援を行い、その技術の社会実装や破壊的イノベーションによる既存市場の転換、社会課題の解決、新規市場の創出を図ることを目的としたディープテック特化型のアクセラレーションプログラムです。
Aichi Deeptech Launchpadのポータルサイト:https://aichi-deeptech.com/

【運営体制】
愛知事業目的のディープテック社会実装支援&エコシステム構築のため、独自の強みを持つ3社が連携して運営



【フォースタートアップス株式会社】
フォースタートアップスは、「(共に)進化の中心へ」というミッションを掲げ、「for Startups」というビジョンのもと、インターネット/IoTセクターをはじめ、ディープテック等リアルビジネス領域も含めた起業支援と転職支援を中核とした成長産業支援事業を推進。国内有力ベンチャーキャピタルと連携したスタートアップ・ベンチャー企業への戦略的資金支援や、成長産業領域に特化した情報プラットフォーム「STARTUP DB(スタートアップデータベース)」の運用、及び、大企業や行政との共創モデルによる産業エコシステム強化にも取り組んでいます。今後もミッション・ビジョンとともに、日本の成長・発展に貢献してまいります。

【株式会社リバネス】
「科学技術の発展と地球貢献を実現する」というビジョンを掲げ、2002年に理工系の大学院生のみで設立。教育・人材・研究・創業の開発事業を通じて異分野の多様な知識を掘り起こし、それらの知識を組み合わせて、地球上の課題解決に資する新たなプロジェクトや事業を生み出す知識製造業を営んでいます。日本と東南アジアにおいて、アジア最大のディープテックベンチャーエコシステム「TECH PLANTER」やディープイシューの解決に取り組む地球貢献型リーダーを育成する「リバネスユニバーシティー」などを展開しています。

【CIC Institute】
CIC Instituteとは、イノベーションエコシステム構築や、スタートアップ特にディープテック関連スタートアップの支援における知見を活かし、政府や地方自治体、大学などと連携しグローバルに成功を収めることのできるスタートアップの成長支援や、エコシステム構築業務を担うチームです。CIC Instituteは現在、多くの行政機関や大学関係のプロジェクトを遂行しており、エコシステムの発展やイノベーションを通じた経済発展に貢献をしています。今後も、自治体等の行政機関や民間企業からの高まる需要に合わせ、より多くのプロジェクトを 実行し、CIC Tokyoを含むCIC全体と緊密に連携しイノベーション創出を促進する部門として活動していきます。
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