参院選で街頭演説に耳を傾ける人たち=19日、横浜市
 主な政策別の記事数の推移

 国内最大級の投稿サイト「note(ノート)」の運営会社は31日までに、参院選に関する6〜7月の投稿文の詳しい分析結果を明らかにした。政策別の集計では、「外国人政策」に触れた記事が選挙戦中盤の7月中旬から急増し、累計で915件となった。トップの「物価・生活支援」の1932件に次いで2番目に多かった。

 6月10日から7月20日までの6407件の記事を、生成人工知能(AI)を使って調べた。一つの記事で複数の政策に言及していた場合、それぞれに1件ずつ計上した。

 外国人政策の投稿は6月末まで1日当たり数件程度だった。これが7月に入ると少しずつ伸び始め、12日ごろから50〜70件ほどのペースで増加。累計の記事数は20日に915件に達した。ほかの分野は「税制・経済」が551件、「安全保障・防衛」が520件、「関税・貿易政策」が515件だった。

 よく使われたキーワードは1位が「減税」、2位が「消費税」と暮らしに直結する言葉が並んだ。3位以降は「トランプ」、「排外主義」、「日本人ファースト」の順で続いた。