【ニューヨーク共同】1日のニューヨーク外国為替市場の円相場は対ドルで急伸し、一時1ドル=147円台後半を付けた。7月の米雇用統計が市場予想を下回ったことを手がかりに、円高ドル安が加速した。

 午前11時15分現在は、前日比2円79銭円高ドル安の1ドル=147円94銭〜148円04銭。ユーロは1ユーロ=1・1547〜57ドル、170円94銭〜171円04銭。

 米労働省が朝方発表した7月の雇用統計は、非農業部門の就業者数の伸びが市場予想を下回った。早期の追加利下げ観測が強まって米長期金利が低下し、日米金利差の縮小を意識したドル売り円買いが優勢だった。