トヨタ自動車が、2025年の世界生産台数(レクサス含む単体)の計画を約1千万台に上方修正したことが2日、分かった。年初は米国の高関税政策の影響が不透明なことから約990万台と慎重な計画を立てていたが、想定より販売が好調に推移している状況を踏まえた。計画通り1千万台の大台に達すれば、23年以来2年ぶり。
23年の世界生産は1003万台と初めて1千万台を突破した。世界的な半導体不足の影響が和らいだことが台数を押し上げた。24年は認証不正やリコールによる一部車種の生産停止が響き、952万台まで落ち込んだ。
25年上半期(1〜6月)の世界生産台数は約492万台で上半期として過去最高を記録した。