2年生エース柴田蒼亮の右腕が鍵。第107回全国高校野球選手権第10日は15日、甲子園で2回戦4試合が行われ、ベスト16が出そろう。県岐阜商は第4試合で東海大熊本星翔と対戦する。夏の甲子園3回戦進出は県岐阜商としてはベスト4になった2009年以来16年ぶり、県勢としてはベスト4になった2019年の中京以来6年ぶりとなる。相手の東海大熊本星翔は軟投派エースから速球派の抑えへの継投と、初戦で撃破した日大山形と似たタイプの投手陣。低く強い打球の徹底で打ち勝てる要素は高いが、初戦でストレートに課題を残した柴田の出来に注目が集まる。県岐阜商ナインは14日、大阪府貝塚市の日本生命貝塚グラウンドで2時間の割り当て練習に臨み、2回戦に備えた。(岐阜新聞デジタル独自記事です)

2回戦突破への鍵を握るエース柴田蒼亮=甲子園

◆相手は軟投派エース&速球派抑え 2回戦も低く強い打球で攻略だ

 県岐阜商打線は、初戦の日大山形戦で、対応力の高さをみせ、チームテーマである「低く強い打球」で相手ダブルエースを攻略した。14日の練習でもナイン全員にテーマの意識は浸透。藤井潤作監督も...