第107回全国高校野球選手権第6日は11日、甲子園で1回戦を行い、第1試合で県岐阜商が6―3で日大山形を下し、約50分の中断を挟む雨中の熱戦を制した。県岐阜商は夏の甲子園16年ぶりの勝利で、夏通算40勝目を挙げた。
ウェブ限定オリジナル記事「ぎふ高校野球」はこちら!県岐阜商は初回に失策をきっかけに内野ゴロの間に1点先制を許し、打線も四回まで無安打に抑えられていたが、五回裏、先頭の5番宮川鉄平がスローカーブを中前にはじき返し、初安打。1死二塁から、県大会チーム内打率トップの7番横山温大が同点の右前打。さらに9番渡辺璃海が逆方向へ左前適時打を放って勝ち越した。
七回裏には四球や敵失で好機を広げ、2番稲熊桜史の適時打、押し出し四球、主砲坂口路歩の2点中前打で4点を挙げて突き放した。
2年生エース柴田蒼亮は、140キロ前後のストレートにスライダーなど変化球を低めに集め、粘り強く投げ抜いた。
県岐阜商の2回戦は大会第10日の15日、第4試合で東海大熊本星翔と対戦する予定。