応援への感謝を伝える県岐阜商の選手ら=22日午後、岐阜市則武新屋敷、同校
甲子園での激闘を終え、学校へ戻った県岐阜商の選手ら=22日午後、岐阜市則武新屋敷、同校

 第107回全国高校野球選手権大会で16年ぶりの4強進出を果たし、準決勝で日大三(西東京)に2―4で惜敗した県岐阜商ナインが22日、岐阜市則武新屋敷の同校に戻った。選手らを乗せたバスが到着すると、集まった保護者や生徒ら約300人が大きな拍手とともに出迎えた。

 選手らは午後2時30分ごろに到着。応援部の岩田祐奈団長が全校生徒を代表し「甲子園で応援する夢をかなえてくれてありがとう。県岐阜商の野球部が一番輝いていて、一番かっこよかった」とねぎらうと、河崎広貴主将が「4強は選手だけでなく、スタンドも含めて全員でつかみ取った結果。今後も県岐阜商野球部という誇りを持って精いっぱい努力したい」と感謝を述べた。

 甲子園でも積極的な打撃を披露し、夏の甲子園43勝、春夏通算91勝を記録した県岐阜商ナイン。全5試合で登板した2年生エース柴田蒼亮投手は「甲子園は自分を成長させてくれた。エースとして秋の県、東海大会で優勝して、センバツへの切符をつかみたい」と力強く語った。
(篠田真穂)...