台湾周辺を航行する中国軍の空母「山東」=3月31日(台湾国防部提供・共同)

 【台北共同】台湾国防部(国防省)は29日、立法院(国会)に2025年の「中国軍の軍事力に関する報告書」を提出した。中国軍が35年までに「全面的な軍事現代化」実現を目指し、伊豆諸島や米グアムをつなぐ「第2列島線」西側での軍事的優勢の確保を図っているとして警戒感を示した。

 第2列島線以西の支配を確立することで、台湾海峡の「内海化」を事実上達成しようとしていると説明。中国は軍事的プレゼンスを高めることで米同盟国による封じ込め戦略の突破を狙っており、衝突リスクも高まっているとの見方を示した。