経済産業省が3日発表した1日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前週調査より10銭安い174円10銭となった。値下がりは3週連続。政府はガソリン価格を抑えるため、定額補助金に加えて店頭価格が175円を超えないよう支給額を追加しており、小幅な値動きにとどまった。
追加の補助は3日支給分で終了し、4日以降は定額10円のみとなる。中東情勢の悪化を受け、予防措置として6月下旬から補助を追加していたが、原油価格が安定していることを踏まえ打ち切る。原油相場が大きく変動しない限り、当面の店頭価格への影響は大きくないとみられる。
1日時点の都道府県別価格は、下落が24道県、横ばいが8県、上昇が15都府県だった。最安値は愛知県の168円20銭、最高値は鹿児島県の184円20銭。
軽油は前週調査より10銭安い154円20銭となった。灯油は18リットル(一般的なタンク1個分)当たりで2円下がり、2215円だった。