自転車利用者に啓発用のチラシを配る警察官=4日午前、東京都新宿区

 秋の全国交通安全運動が始まるのを前に、警視庁は4日、東京都新宿区で通行人に向けて、16歳以上の自転車の交通違反に反則金納付を通告できる交通反則切符(青切符)制度の来年4月の開始を周知した。交通総務課の工藤忠雄管理官は「交通ルールを正しく理解してほしい」と呼びかけている。

 新宿区の道路では、警察官が反則金は銀行や郵便局で納付できるなどと紹介するチラシを配り、「ルールを守って切符を切られないようにお願いします」と声をかけた。

 警視庁によると、昨年、都内で自転車に乗って交通事故で死亡した人は25人。このうち8割に当たる20人が信号無視などの違反をしていた。