南アフリカの故マンデラ元大統領の孫マンドラさん=3日、ヨハネスブルク(ロイター=共同)

 【エルサレム共同】南アフリカでアパルトヘイト(人種隔離)撤廃に尽力した故マンデラ元大統領の孫マンドラさん(51)が、パレスチナ自治区ガザへの物資搬入を目指すスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(22)らの船団に参加する。ロイター通信が4日伝えた。マンドラさんは「パレスチナの状況は人種隔離よりひどい」と述べ、イスラエルの占領政策を批判した。

 南アの黒人社会はパレスチナ人の解放運動と連帯してきた。人種隔離で差別を受けた歴史と重なって見えることが背景にあるとみられる。

 グレタさんらの船団は最終的に約70隻になるという。マンドラさんはチュニジアで合流する見通し。