ICBM用エンジンの地上燃焼実験=8日(朝鮮中央通信=共同)
 病院の建設現場を視察する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(手前右端)=8日、北朝鮮北西部亀城(朝鮮中央通信=共同)

 【北京共同】北朝鮮メディアは9日、金正恩朝鮮労働党総書記が大陸間弾道ミサイル(ICBM)用エンジンの地上燃焼実験を8日に視察したと報じた。金氏は「核戦略兵器を強化する上で重大な変化を予告するものだ」と評した。開発に向けた最終段階だとし、日米韓はICBM発射実験への移行を警戒している。

 エンジンは炭素繊維の複合材料を用いた固体燃料式。次世代ICBM「火星20」や、昨年10月末に発射したICBM「火星19」の改良型に導入する計画だ。金氏は核兵器に関する戦略的な構想を示し、重要な課題を明らかにしたとしている。詳細は不明。