岩屋毅外相は12日の記者会見で、13日に開催される世界文化遺産「佐渡島の金山」(新潟県佐渡市)の労働者追悼式に、政府代表として外務省の岡野結城子国際文化交流審議官が出席すると明らかにした。昨年初めて開催した追悼式には生稲晃子外務政務官が出席したが、今年は政務三役の派遣を見送る。

 韓国側は昨年に続き追悼式を欠席すると決定。式で読み上げられる追悼の辞に関し、強制性の表現を巡って日韓両政府で意見が折り合わなかったとしている。

 会見で岩屋氏は「韓国側も参加して式典が行われるのが望ましいとの考えで調整してきた。そうならず残念だ」と述べた。