下校時に児童のランドセルを車に載せる出口路也会長=可児市塩、春里小学校

 厳しい暑さの中、通学で長い距離を歩く児童の熱中症を防ごうと、岐阜県可児市の清水ケ丘自治会が8月末の夏休み明けから、登下校時のランドセル運搬ボランティアを始めた。児童は片道約4キロを歩く上、通学路は坂道が多く、出口路也自治会長(66)は「教科書の大型化やタブレットも持ち歩くなど、荷物が多く重くなっている。地域の協力を得て続けたい」としている。

 可児市南西部にある清水ケ丘地区は、都市拡大の一環として造成された住宅団地で、周囲は山林や田畑が広がる。児童が通う春里小学校(同市塩)も高台にあり、...