パラリンピックの競泳女子で金メダル15個を獲得して「水の女王」と呼ばれ、5日に55歳の若さで亡くなった成田真由美さんの葬儀・告別式が14日、川崎市のかわさき北部斎苑で営まれ、約200人の参列者がパラスポーツの普及、発展に貢献した故人を悼んだ。
遺影は2021年東京パラリンピックのユニホーム姿の写真。祭壇は青の濃淡の花などで「水」をイメージした。成田さんが競技に挑戦する時に受け入れたスイミングクラブのコーチで、1984年ロサンゼルス五輪水球代表の福元寿夫さん(64)は弔辞で、明るく前向きな人柄を紹介。「パラ競技を世界に知らしめ、普及に尽力しました」と涙ながらにたたえた。