【ソウル共同】韓国政府は16日までに、北朝鮮から逃れてきた「脱北者」という名称の変更を検討していると明らかにした。鄭東泳統一相は15日に開かれた南北統一問題に関する式典で、当事者らが「脱」という言葉を嫌っていると説明した。専門家らに名称の検討を求めている段階で、北側の地域に故郷があるという「北郷民」が有力だと述べた。

 統一省当局者は16日、否定的な語感がある名称を変え、韓国社会への「安定的な定着や統合を進める」と強調した。