全日空グループの「ANAウイングス」が運航する旅客機が、車両のいる滑走路に着陸するなど安全上のトラブルが相次いだ問題で、同社は19日、再発防止策を国土交通省に提出した。一連のトラブルは、2人のパイロット間の情報共有が足りず人的ミスにつながったと分析。今後は操縦室内でのコミュニケーションや相互確認を強化するとしている。
ANAウイングスの運航機を巡っては、昨年4月、鳥取県の米子空港付近で地面への接近警報が作動して着陸を緊急回避し、同6月には、和歌山県上空で機内の気圧が異常低下した。
今年5月、広島空港の閉鎖中の誘導路に進入して立ち往生するトラブルが発生した。