岐阜新聞デジタルが、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部教授の秋元祥治さん(岐阜市出身)とお届けするトーク番組「やっぱ岐阜やて!」。収録時、秋元さんは、学生を引率してフィリピンのセブ島に滞在中。オンラインで出演していただきましたが、なんと本を出版されたそうです。「自分だからできる仕事の作り方」をダイヤモンド社から? 一流出版社じゃないですか! で、どんな本?
「新しいビジネスを立ち上げるノウハウを詰め込んだ本です!」と秋元さん。そんなこと言ったって、実行できるのは頭がいいとかセンスのある人(じん)だけなんやない? 「それがセンスを磨く方法があるんです」と秋元さんは続けますが、そんなうまい話・・・あるの? 今回は告知回、岐阜の人(じん)が出した本の話、聞いてみたって!(岐阜新聞デジタル独自記事です)
あきもと・しょうじ 1979年生まれ、岐阜市出身。早稲田大学政治経済学部中退。2001年にNPO法人G―net(岐阜市)を設立、地域活性化、中小企業支援に取り組む。2013年に「岡崎ビジネスサポートセンター」(オカビズ)センター長就任(現・チーフコーディネーター)、中小企業支援、売り上げアップをサポートしている。著作に「20代に伝えたい50のこと」(ダイヤモンド社)ほか。
カバリーニョ馬田 1975年生まれ、岐阜市出身。99年に岐阜新聞社入社。デジタル統括局コンテンツ部長。「カバリーニョ」はポルトガル語で「子馬ちゃん」の意味。最近読む雑誌は「剣道時代」。
※以下にインタビューをテキスト表示しています。「宅配+デジタルプラン」か「デジタルプラン」の登録会員の方はログインしてお進みください。朝刊購読者は無料で「宅配+デジタルプラン」に登録できます。今回秋元さんの著書「自分だからできる仕事の作り方」を3名様にプレゼントします。応募欄は記事の最後にあります。奮ってご応募ください!
◆自ら考え行動する人を育てる
カバリーニョ馬田(以下カバ) 読者の皆様こんにちは。そうじゃない皆様もこんにちは。岐阜新聞デジタルがお届けする「やっぱ岐阜やて」。今日はですね、秋元さん、日本ではないところから参加していただいているということですが、そちらはどこですか?
秋元 はい、どうも秋元です。岐阜市出身、武蔵野大学の秋元祥治です。今日はフィリピンのセブ島からお届けをしています。昨年は私が語学留学でセブに来て、髪の毛を真っ赤にしたという動画をご覧になった方もいるかもしれませんが。きょうは仕事なんですね。武蔵野大学の仕事です。一応教授をしてるんで、学生たちを40名ほど引率してセブにやってきております。
カバ セブ! いいところですね。どんなことをやっているんですか。
秋元 といっても遊びにきているわけではありません。学生たちは英会話スクールでマンツーマンで英語の勉強をしたり、この後は今学んでいる英会話スクールから車で10分ほど行ったところに、ゴミ山、そこに暮らす人たちがいるスラムがあるんですね。スラムの現場に支援しているNPOの方々と一緒にうかがって学んだり、炊き出しのボランティアをさせていただいたり。英語を学んだり、途上国の実際の現場、どうあるべきかということを考え、学ぶ機会を若者に提供したいと、フィールドスタディーズという科目を担当してセブにやってきております。
カバ いいですね、学生さんにとっても、フィリピンの現場で色々勉強することができていいなあと思うのですが、そもそも、アントレプレナーシップ学部って、どんなことを学ぶ学生さんが多いんですか?
秋元 日本で初めてなんですね。アントレプレナーシップを学部の名前にしているのは、日本で唯一、私ども武蔵野大学だけなんですけれども、テーマは「起業家精神」なんです。...