【ワシントン共同】米上院本会議は19日、トランプ大統領が国連大使に指名したウォルツ前大統領補佐官(51)の人事案を賛成多数で承認した。AP通信が伝えた。大統領補佐官として国家安全保障会議(NSC)を率いていたが、誤って記者を招いたまま民間通信アプリ「シグナル」でイエメン空爆作戦を協議し、5月に事実上更迭されていた。
国連総会では来週、多くの首脳が集まる「ハイレベルウイーク」を控えており、直前で承認にこぎ着けた。野党民主党の反対で承認が遅れていた。
ウォルツ氏は7月、次期国連大使の指名を受けた公聴会で、国連改革や中国の抑止に意欲を示した。