【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は19日の動画演説で、無人艇(水上ドローン)や対戦車兵器などのウクライナ製兵器の輸出を始めると表明した。2週間以内に輸出の枠組みを示す。侵攻するロシアとの戦闘で必要な分よりも多く保有している兵器があると説明。売却で得た利益を前線で使用する無人機の製造資金に充てる考えを示した。

 ウクライナは米欧による供与からの自立性を高めようと国産兵器の開発や製造を加速させている。ゼレンスキー氏は6日、軍が使用する兵器のうち自国産が占める割合が約6割に達したと明らかにしていた。

 ゼレンスキー氏は「ウクライナの武器に対する明確な需要がある」と強調した。