石破茂首相は11日、防衛省で自衛隊殉職隊員追悼式に参列し、任務中の事故などで死亡した隊員に哀悼の意を示した。「職務の遂行に全身全霊をささげた隊員を失ったことは痛恨の極みだ。殉職された隊員の遺志を受け継ぎ、国民の命と平和な暮らしを守るため全力を尽くす」と述べた。
中谷元・防衛相は「防衛力の最大の基盤は自衛隊員だ。かけがえのない方々を失ったことは、国家にとって大きな痛手であり、悲しみにたえない」と語った。
式典では、愛知県犬山市で5月に発生した航空自衛隊のT4練習機の墜落で死亡した乗員2人を含む30人を追悼した。