女性の画像を生成人工知能(AI)で加工したわいせつな動画をインターネット上に掲載したなどとして、京都府警は16日、わいせつ電磁的記録陳列の疑いで埼玉県加須市、会社員黒田蒼容疑者(28)ら2人を逮捕した。黒田容疑者は依頼者からインターネット上のページで画像を受け取り、自動的に動画が作成されるプログラムを利用していたという。
他に逮捕されたのは、同市、会社員長谷川舜容疑者(29)。2人の逮捕容疑は共謀し、今年6〜7月、女性3人の画像でわいせつ動画9点を作成し、ネット上に掲載した疑い。
府警によると、長谷川容疑者が知人女性の画像を黒田容疑者のページに送っていた。長谷川容疑者は「間違いない」と容疑を認め、黒田容疑者は「共謀した覚えはない」と供述している。
府警によると、黒田容疑者はネット上のコミュニケーションサービス「Discord」にページを開設。依頼者は、1画像あたり300〜500円を黒田容疑者に支払っていたという。
こうした動画は「性的ディープフェイク」と呼ばれる。